どの年代でも腸内細菌はルミノコッカス、ラクリスピラ、バクテロイデスが優勢である。このバランスは食習慣、ストレス、加齢等により変化し、種々の疾患の原因になっている事は多くの疫学的研究で明らかにされている。次に示す腸内細菌が優勢な人達は若年期からずっと健康である事が最近の遺伝子解析で示されている。その菌種は光岡先生が提唱しているビフィズス菌、乳酸菌とアッカーマンシア菌、クリステンセン菌である。ビフィズス菌は代謝に関わっており、アッカーマンシア菌は自然/基礎免疫に主要な役割を演じており、クリステンセン菌は体重増加を防ぐやせ菌と称され、乳酸菌群はこれらの各菌群が正常に増殖維持できるように腸内環境を整えている。
悪玉菌(ウエルシュ菌等)の増殖に一切関わらず善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌、アッカーマンシア菌、クリステンセン菌)を増殖させるプレバイオティクス成分を開発完了した。特許申請が受理された時に明らかにする予定である。
商品名エリカの主成分である発芽豆乳をケフィアで発酵させた発酵物のリラックス、整腸作用、自然免疫機能、度認知機能等身体機能の改善及び維持に関して発表している。認知機能改善に関わっている大豆タンパク由来の分子量1KDa以下のペプチドを見出した。近々本項で明らかにする予定です。
エリカ摂取で鬱、認知症のない介護知らずの日々を
10年程前にアトピー性皮膚疾患改善剤としてアメリカでの特許を取得しており、アトピーで難儀していた殆どの方達が綺麗な肌に戻って、再発もなく過ごしている。しかし、当時の商品は生理的悪臭がするとの指摘で、販売を控えていた。アトピー性皮膚疾患改善剤のTH1からTH2に免疫システムを改善し、痒みや湿疹の原因であるヒスタミンの遊離をブロックし、皮膚炎の原因微生物の感染を阻止するフィセチンの原液だけにして臭いを軽減した改良商品を準備している。フィセチンは水に溶けないので、荒い抽出液を使用していた、これが悪習の原因であった。抽出物方法を何度も検討し、今回の原液を得た。このフィセチン原液を少量患部に塗布するだけで、瞬時に痒みは消失し、湿疹や肌荒れは一週間以内に綺麗な元の肌に戻る。
褐藻類だけが有しているフロロタンニン類(エコール、フロロフコフロエコールA、第エコール、8,8'-バイエコール等)は幅広い抗ウイルス作用が明らかにされ、近年盛に研究されている。免疫不全ウイルス(HIV)、呼吸器系発疹ウイルス、ヒト乳頭種ウイルス、E型肝炎ウイルス、デングウイルス、ノロウイルス、MERSコロナウイルス、西ナイルウイルス、単純ヘルペスアイルス、エボラウイルス(Goginiら)。例えば、コロナウイルスに対するそのメカニズムはウイルスすぱいくたんばくの結合を36μM以下でかんぜんにブロックして感染を防止する、等々種々のウイルスに対する阻害作用は詳細に検討されており、そのIC50は15〜40μM以下である。
EcKO1stはこれらフロロタンニン類を充分量配合している商品である。現在の新型コロナだけではなく、ジカ熱、デング熱等のにも有効。
欧米では排便困難時の補助ツールとして排便時の姿勢を変える足台(DPMD)が普及している。M. Rohan et al: Ohio State Univ Medical Center:J Clin Gastro.,53: 216-219)は排便姿勢の重要性を明らかにしている。通常の便座では恥骨直腸筋が引っ張られて、直腸が前方に索引され、直腸肛門角が直角に近くなる為、排便しづらくなる。ところが、DPMDを使ってスクワットポジションを取ると、恥骨直腸筋が緩み直腸肛門角が鈍角化して開く為排便し易くなる。
便座の足置き位置を踏み台等で若干高くするだけです。是非試してみては如何でしょう。
ツバメの巣は経口摂取でIGF-1(インスリン様増殖因子)の産生を促進する事を谷らが明らかにしている。IGF-1の作用は広く研究されている。今回加齢性難聴の予防や改善にも有効である事を明らかにしている。若干名の補聴器を使用している高齢者にツバメの巣由来SAO(シアロオリゴ糖)を1日に0.5g食事と一緒に摂食してもらった。1ヶ月間続けててもらった。その間の聴力を電話による聞き取り調査方式で調べた。3週間もしない内に補聴器が要らなくなって、聞き返す事も殆ど無くなった。色々な音が聞き辛くなると、年だからと諦めてそのままか補聴器に頼り始める。しかし、生の音・声をそのまま聞き、ニュアンスも感じ取る事は人生を豊かにするのに重要な事である。
"興味ある方は是非ご連絡を"
食べ物の質が脳の萎縮を抑制する可能性があるとCrollらが報告した(Croll PH etal.,Neurology 2018;90:e2166-e2173)。良質な食事は脳容積、灰白質容積、白質容積、海馬容積が大きいまたは萎縮していないことと関係していた。良質な食事とは:野菜、果物、全粒穀物、ナッツ類、乳製品、魚類の高摂取、と加糖飲料の程摂取である。
平田健一先生(神戸大学)は腸内細菌が動脈硬化疾患に関与しているとの見解を示した(115回内科学会)。冠動脈疾患群ではLactobacillales目の増加とBacteroides門の減少していた。この現象は糖尿病や脳梗塞でも報告されている。腸内細菌が動脈硬化を進展させるメカニズムとして、腸管バリア機能傷害によるLPS等の菌体成分による炎症、短鎖脂肪酸等の代謝物の影響、腸内細菌がTregやDC等の免疫細胞に影響し、宿主の炎症を調節している(lostridumがTregを誘導している事が報告されている、Science,2011:331:337-341)。lostridum等は腎、動脈、肝、脳などあらゆる臓器の機能障害を誘発するインドキシル硫酸の増加にも関与している。腸内細菌と健康は密接に関係しているので、健康的な腸内細菌叢を維持する事が必須である。
10年以上前からAIFの効能に関する研究を武漢科技大医学部と一緒に実施している。ガンの原発部に対するガン治療薬・方法は盛んに研究され、実施されている。しかし、ガン転移のメカニズムは未だ研究段階で確たる治療薬は無いに等しい。数年前から複数校に増やし、AIFに含まれている成分のガン細胞転移阻止能を遺伝子発現状況で解析した(Effects of marine brown alae extract-AIF,Fucoxanthin and Eckol on lung cancer metastasis)。近日中にメジャージャーナルに投稿予定です。アクセプトされたら直ちに本所で発表します。研究に使用しているAIFは市販品と同一のものです。現地では既に多くの患者がガン治療薬の補助食品と位置づけられています。
多量の塩が腸内細菌叢に影響し、乳酸菌の一種であるLactobacillus murinusを枯渇させる。これによりTh17細胞を誘導して自己免疫疾患を発症させる(マウスの実験)。ヒトでのパイロット試験でも同様で、少量の食塩負荷でも腸内Lactobacillus族の生存低下からTh17細胞の増加や血圧上昇が認められた(Nat ,55,684, 2017)。
減塩食を継続しましょう。
原田らによると、腸内細菌叢の性差は男性ホルモン(アンドロゲン)によって生じる。血中テストステロンレベルが低くなるとMets(メタボリックシンドローム)発症リンクが高くなる。これがMetsの発症が女性よりも男性の方が高い原因である。Metsは心疾患のリスク要因になる事から、腸内細菌叢に影響するアンドロゲンの作用は心疾患リスクにまで影響すると報じている(原田直樹、山路亮一、化学と生物56、1、2018)。ECS(E型コンドロイチン硫酸)で誘導産生されるオステオカルシンはテストステロンを産生させる事が明らかにされているので、ECSが重症性慢性疾患リスクを抑制できると考えられる。
オステオカルシンの産生を誘導できる唯一のムコ多糖であるE型コンドロイチン硫酸をメインしたサプリメント(Just Now)を試作して中学生を中心にボランティアを募集し、Just Now摂取前一ヶ月間の身長を計測し、殆ど身長に変化を認めなかったボランティアに2ヶ月間摂取させた。
身長の伸びは女子中学生:2cmで、男子中学生では5cmであった。今次々と好結果が寄せられている。
血中オステオカルシン濃度と成長は完全にリンクしている事から、当然の結果と考えられるが、ヒトでの効果を確認できた事は画期的である。
ガン治療でハーブやビタミン投与等の代替医療を選んだUSAの患者が5年以内に死亡するリスクは3大医療(外科手術、放射線、抗がん剤)等の標準的な治療を選んだ患者の2.5倍になるとの研究結果をエール大学の研究チームが発表した。我が国でもガン患者が代替医療に頼るケースは多々ある。ガン対応の健食(FX、EK、MgS、PLG、Fisetin等)を研究開発し、商品化している我が社がこの様な研究結果を取り上げるのは、ハーブやビタミン等の代替医療で副作用がなく、改善するとの情報が日・米共に蔓延しており、一定の効果が証明された標準治療を拒否している場合が往々にして見受けられる。我が社が提案しているFX、EK、MgS、PLG、Fisetin等をウエルバランスで配合している健食は代替医療ではなく、標準的な治療を補完するものである。発売以来18年間のデータがこれを証明している。
進行期、末期変形性股関節症(股OA)に対する治療法としてジグリングが有効であると広松氏(柳川リハビリテーション病院)。ジグリングはキアリ骨盤骨切り術後の経過不良例に対する後療法として実施していたが、手術に頼らない保存療法としても有効であると述べている。
積極的に貧乏ゆすりを。
我が国の死因の第1位はガンであり、それに対しての医薬品や種々の制度等々は充実されてきている。しかし、75歳以上では脳卒中や心臓病で亡くなる人はガンより多く、循環器系疾患が死因の第1位になっている。これら循環器系疾患の場合、要介護になる例がほとんどで、全医療費の20%を占めている。これはガンの全治療費の1.5倍になっている。75歳以上の人口は今後20年間増加し続け、医療費も益々増加する。要介護の原因として循環器系疾患は全体の25%、ガンは2.3%である。循環器系疾患はその原因が不明である事から、予防や原因療法はない。
しかし、我々はヒトの尊厳を保ち、いつまでも充実した人生を全う出来る事に資する方法に関する一助として(いつの間にか疾病)を未然に防止出来る事を提案しています。詳細はHPを参照して下さい。
脳梗塞発症と血清IGF-1値との間に負の相関関係が認められるとカナダ・USA共同研究で明らかにした(Stroke,7)。IGF-1 低値と動脈硬化や心房細動との関係が示されていたが、脳梗塞との関係は不明であった。 心機能や脳機能障害は予後を著しく劣悪にするので、最も注意を要するが、発病は突然であり、なんらかの予防策を講じておく必要がある。
IGF-1は全身の機能性維持に深く関与しているが、加齢と共に減少する事が明らかにされている。例えば、60歳代では20歳代の半分程度になる事も明らかにされている。しかし、血清IGF-1を効率的に上昇させる方法は現時点まで提案されていなかったが、海燕の巣由来シアロオリゴ糖は経口摂取で迅速にIGF-1を上昇させられる(雅嘉貿易)。是非海燕由来シアロオリゴ糖の摂取を。現在脳梗塞発症後のリハビリ中の方達が摂取しており、素晴らしいリハビリ効果が得られています。
酒は百薬の長と称され、適量であればストレスを解消できると皆が信じている。適量の基準はグラス一杯分のワイン程度(エチルアルコール10g程度)と便宜的にされていた。しかし、健康な男女500人(平均年齢43歳)を30年間追跡調査し、定期的に脳機能の検査をし、試験終了時にはMRIの検査も加えて、飲酒量と脳機能との関係を調べ報告している(ロンドン大)。年齢、学歴等の影響を調整し分析した所、ビール中瓶一本の飲用で、記憶を司っている海馬の萎縮リスクが飲酒癖の無い人より3倍も高くなっていた。これらはたの疾病と同様に自意識出来ない徐々に進行する何時の間にか認知症で、発症すると要介護可能性が非常に高くなり、人間性の質を極端に低下させる。