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大石 一二三

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慢性腎臓病の心配を解除

2017/06/23

腎疾患は糖尿病、高血圧の合併症と尿毒物質であるインドキシル硫酸が主な原因である。尿毒であるインドキシル硫酸は腸内細菌の悪玉菌であるウエルシュ菌や黄色ブドウ状球菌が産生するインドールが元になっている。このインドールが吸収されて、肝臓でインドキシル硫酸に変換され、血液に入り、五臓六腑に行き渡る。通常のインドキシル硫酸濃度で生じる各臓器への障害は微小で、直ちに疾病として診断されず、原因不明の不定愁訴として扱われる。即ち、血液検査や画像診断では全く問題はないとされる。しかし、インドキシル硫酸による臓器障害が蓄積してくると、腎疾患、肝疾患、肺疾患、心疾患等々の慢性病が生じる。嘗ては、これを加齢による老人病として位置づけられていた。しかし、原因から結果までのメカニズムが解明され、現在では完全に予防できる。

豆乳ケフィア飲用で腸内細菌のバランスは乳酸菌類・ビヒズス菌類等の占有率が高くなり、悪玉菌の占有率は激減する。これによって、糞便中のインドールが低下し、結果として血中インドキシル硫酸量を低下させる事が出来ている。従来からケフィアを常食している人々には記述様な慢性疾患の罹患率は極端に低い事が明らかにされている。

口腔細菌叢の破綻と肺炎

2017/06/04

肺がんと診断された時、担当医からの注意はガンが原因で死亡する例よりも、肺炎で死亡する例の方が多いと伝えられた。従って、口腔はいつも清潔にしておくよう留意しなさいとの事。

同様の事例を山下先生(九大)が径管栄養者で調査し、経管栄養者の口腔細菌叢バランスは破綻しやすく、これが原因で肺炎を起こしやすい事を発表した。(第57回日本呼吸器学会)。ガンサバイバーの方達、ようやっと手にした健康体を誤飲性肺炎等で無駄にしない様、気を付けましょう。

老化細胞の除去による健康長寿

2017/04/13

寿命の驚異的な進展で、健康寿命の重要性が求められ、種々の機能性食品が研究・開発されている。2015年に、FDAが老化防止効果を評価する臨床試験を承認した事で、糖尿病治療薬であるメトホルミンの抗老化作用の研究が開始した。従来から、個体の老化は細胞の老化であり、老化細胞は不活性で身体機能の劣化には関与しないとされていたが、種々のタイプのサイトカインを分泌して周囲だけではなく全体の細胞を傷つける。つまり老化細胞は老化促進因子であると考えられており、除去しなければならない。事実、遺伝子組換えでマウスの老化細胞を排除すると寿命が延びる事を発表している(Jan van Deursenら)。老化細胞は正常細胞と一緒に全身に分布している事から、分離して除去する事は不可能である。しかし、老化細胞にアポトーシスを誘導して除去する方法を見出した。アポトーシスを誘導する抗がん剤や、フラボノイドであるフィセチンやケルセチン、カロテノイドであるフコキサンチン等も高い老化細胞除去能を示すと考えられている。

骨芽細胞活性化因子としてのフィセチン

2017/04/06

本稿で骨芽細胞は骨形成だけではなく、ホルモン分泌細胞でもある事を記した。骨は再生(骨芽細胞)と破壊(破骨細胞)によって常に更新されている。しかし、老化、ストレス過多、不摂生なライフスタイル等、種々の要因で破骨細胞優位になり、骨芽細胞の活性が妨げられる。E型コンドロイチンは骨芽細胞に直接働きかけ、オステオカルシン経由で生体形成に重要なホルモン産生・分泌を増強している事は従来より我々が述べている。しかし、破骨細胞に付いては全く触れていなかったが、フィセチンが破骨細胞の増殖を抑制して骨芽細胞の活性を増強して、BMPやオステオカルシンの他にも、腎機能を調節するFGF23やインスリンや糖代謝に関わっているリポカリン2(LCN2)の分泌も促進させている事を見出した。フィセチンは抗アレルギーや記憶増強だけではなかった。

 

骨による食欲調節

2017/04/05

骨は骨芽細胞からBMPやオステオカルシン等のホルモンを分泌し、生体の形成、健康維持・増進の役割を果たしている重要な臓器である。この事は従来から我々が明らかにしているが、更にMosialouら(コロンビア大)によって腎機能やグルコースの恒常性を調節するホルモンを分泌している事が明らかにされた(I.Mosialou, et al., MC4R-dependent suppression of appetite by bone-derived lipocalin 2. Nat,543,385-390,2017.)。今回S.Kousteni らは骨芽細胞から分泌されるリポカリン2(LCN2)がインスリン分泌を誘導し、耐糖能とインスリン感受性を向上する事で、グルコース恒常性を維持している。更にLCN2は視床下部のメラノコルチン4レセプター(MC4R)に結合し、MC4R依存的な食欲抑制経路を活性化して食欲を抑制している。LCN2は骨由来代謝調節ホルモンであると結論した。

オステオクリン(Osteocrin)

2017/01/06

オステオクリン(OSTN)は骨や筋組織に高発現しており、脳には殆ど関与していないと考えられていた。しかし、大脳皮質が非常に発達した霊長類では他の哺乳類と異なり、神経発生遺伝子としても機能している可能性が高い。OSTNはヒトやサルでは新皮質で特異的に発現しているがマウスでは全く認められない。OCNもOSTNと同じ臓器から分泌され脳を含む全身の維持に関与している事から、イカCSEはOSTNの産生分泌にも関与している可能性が高い。イカCSE摂取で記憶力、集中力等が向上している様だと殆どの顧客の方々からのコメント。

オステオカルシン II

2016/11/20

オステオカルシン(OCN)とは?の項で述べている様な身体形成に重要な骨芽細胞由来のペプチドホルモンであるOCNは糖代謝にも深く関与している(平田雅人)。OCNはインスリンの分泌を促し、細胞のインスリン感受性を高めて糖代謝を亢進し、体重を減少させる。これはOCNがインクレチンの一種であるグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の分泌を促し、インスリンと相互に関連して糖代謝に働きかける、とのメカニズムである。

OCNは充実した人生を全うする第一候補の骨髄分泌性ホルモンである。血中OCNは加齢と共に減少する(二十代を100とすると五十代以降では50以下に迄減少する)。OCNは神経系やホルモン系にも関与しているので、OCN の減少はエネルギー代謝や性ホルモンの産生が低下して、体力・気力の減少、加齢性鬱、不定愁訴や認知症等を生じ易くなる。

OCN産生促進作用が認められている食品成分は唯一E型コンドロイチンだけである。これを生理的濃度で配合している商品はGAGsとmmProtein、EZProteinだけである。

オステオカルシンとは?

2016/10/27

オステオカルシンは体を形成するのに必須のホルモンです。誕生直後から暫くは母乳から得ているが、その後は骨芽細胞で作られ、幼児期の成長著しい時期と思春期で多くなる。この時には性ホルモンの産生も盛んで、骨格、筋肉、頭脳等が充実する。その後は加齢と共に減少し、性ホルモンの産生量も減少し、所謂老人病(加齢性疾患)が起り易くなります。この様な状態に陥っていても、内因性・外因性の何の方法でも血中のオステオカルシンを増加させると、性ホルモン量が増え、加齢による心因的なものも含めて種々の疾患から脱出できる。骨芽細胞に働きかけ、オステオカルシン産生を促せる唯一の食品成分はイカ頭部軟骨に特徴的に含まれているE型コンドロイチン硫酸である。既に多くの方達が実感しています。

このE型コンドロイチン硫酸を商業規模で製造できているのはハイドロックス社のみで、上述のメカニズムをロット毎にin vivoで保証しているのもハイドロックス社だけである。本成分を配合している商品はGAGsとmm proteinである。GAGsは関節痛等を早期に改善出来る様にCOX2選択的阻害作用を持つマグジサリシレートを添加している。mm proteinはより骨格筋、筋力、脳力、活力等を向上させる為に、シアル酸と乳たんぱく質を組み合わせている。いま小〜大学生迄将来プロアスリートを目指している人達が実感しています。脳力に至っては、学習時の集中力が全く異なっていると各人一様にコメントしている。

健康的なダイエット、悪玉脂肪層、を除去

2016/09/20

理想的なバランスの水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を1 : 2で構成されている大豆由来繊維と茶種抽出物(TSエキス)をウエルバランスで組み合わせた"美極ダイエット"の大石個人のデータを。

カプセル入り美極ダイエットを昼食直前に2カプセルをお茶で飲用。

2016年9月9日(金)63.1kg,  9月10日(土)62.9kg,  9月12日(月)62.6kg, 9月16日(金)61.7kg; と、一週間で1.4kg 程 体重が低下した。

メカニズムや腸内細菌叢、健康維持に必須の短鎖脂肪酸等の情報を欲する方は是非ハイドロックスに連絡下さい(042-983-8080)。

L-Argの高血圧予防/治療効果

2016/07/15

一酸化窒素(NO)はL-Argから一酸化窒素合成酵素(NOS)により合成される多様な生理機能を有する伝達分子である。代表的な作用として、血管拡張(弛緩)による血圧の制御、脳や末梢神経の神経伝達物質及び殺菌、殺細胞因子が挙げられる。NOSには構成的に発現している神経型(cNOS)と血管内皮型(eNOS)及びマクロファージ型(iNOS)の3つのアイソザイムが知られている。 NO合成の調節はNOSの活性(補酵素ブテリジン(BH4)が必要)と基質であるL-Argの供給で行われている。これらのアイソザイムの内、血圧の制御に関与しているのは血管内皮型(eNOS)である。腎障害を有する高血圧や動脈硬化患者のNO合成が低値である事が見出され、これらの患者の血液中のasymmetrical dimethylarginine(ADMA)が上昇しており、ADMAはNOSの強力な阻害剤である事から、ADMAによるeNOS阻害によりNO値が激減し、血圧が上昇している事が明らかにされている。ADMA産生は急性・慢性感染症、高コレステロール血症、動脈硬化、食塩摂取過多等により亢進され、腎臓病などの排泄機構の崩壊によってもメカニズムは定かでないが、血中ADMAが増加する。ラッキーな事に、ADMAによるNOS阻害は血中のL-Arg濃度を上昇させると回避され、NOが合成される(Boger, R.H.,etal: Dietary L-arginine reduces the progression of atherosclerosis in cholesterol-fed rabbits: comparison with lovastatin. Circulation, 96, 1282-1290,1997)。彼らはコレステロールを負荷した実験的動脈硬化症ウサギ動物実験モデルにて、5〜12週間のL-Argの経口投与で完全にけい動脈のplaque形成を抑制できたとし、動脈の中層厚の肥厚を抑制していた。これは対象に用いたコレステロール低下薬であるlovastatinの作用よりも優れていたと報告している。dietary L-Agrが血中L-Arg/ADMA比を上昇させる事により、ADMAによるNOS阻害が解除される事による(Bode-Boger, S.M., etal., Elevated L-arginine/dimethylarginine ratio contributes to enhanced systemic NO production by dietary L-arginine in hypercholesterolemic rabbits. Biochem Biophys Res Commun., 219, 598-603, 1996.)

従来血圧降下薬は血圧降下の他に、動脈硬化や高コレステロール改善作用、腎や心臓障害の予防、認知症の予防・改善などが報告されている事から、dietary L-ArgによるeNOS 基質の供給は特に高齢者には必須である。L-argサプリによる弊害は全く認められておらず、寧ろ腸内細菌叢やNF-κBやMAPK及びPI3K等による腸管免疫の活性化に寄与している(R Wenkai, et al.: Dietary arginine supplementation of mice alters the microbial population and activates intestinal innate immunity. J Nutri. 144: 988-995,2013.)

L-ArgとFisetinを配合したプロトタイプ(eNOS;仮称)を作成し、血圧が高めの高齢者で検討した。

収縮期血圧153.7から6週間目では120.5と正常血圧になった。この間食事等のコントロールは一切行っていない。

何時迄も矍鑠としている為の小さな一助

2016/07/04

中学・高校〜大学生までの競技スポーツクラブ生用に設計したmm Protein(詳しくは問い合わせてください)の実績を中高齢者にも適用すべく、数名のボランティアで8週間検討した。ボランティアは通常の会社員で、週に一回程度趣味の草野球や草サッカーをしている程度で、トレーニング等は一切行っていない。この方達にmmProteinを一日に一包(5g)、好みの方法で摂取してもらった。結果; どの方も全身筋肉量が50kg〜52.25kgへと2.3kgも増加していたが、体脂肪率は15.6%〜14.6%へと1%も減少していた。歩行やバランス、簡単な運動、に重要に関わっている体幹部の筋肉量の増加や脂肪量の減少は全身のそれらと同じ傾向であった。

運動と疾病の罹患率の減少に関する基本は骨格筋・骨の充実である。との事は色々な情報源から十分な知識を持っている。がしかし、具体的にはどうすれば良いのか、トレーニングジムへ行くのも、プールで歩くのも、勧められるままにプロテインを毎日飲んでも全然結果が付いて来ないし、、、、。記述の如く、ただ単に一日一包(5g)の摂取でより良い自立した生活を得る事が出来る。それに関するコストはコーヒー一杯分にもならない。

興味ある方は是非ご一報を。骨格筋は冷え性からメタボ・サルコ経由でガンばかりでなく、折角の人格を破壊する認知症の予防迄重要に関わっています。ですから、コマーシャルゃセールストークに惑わされずに、メカニズム・ヒトボランティア試験等の実績のあるものを選択して下さい。

エリカ(発酵大豆胚芽)の消費者のコメント

2016/06/30

T.T様(70才) 主訴: 便秘でお腹が張って痛い時がある。エリカを飲み始めて2ヶ月時点で、便秘薬を服用しているが、お腹の張りはなくなり、お腹がスッキリしている。加えて、水様便だったのが固形の便に変わってきた。

O.S様(72才) 主訴: 水様便で排便回数は1日に3〜4回。ヨーグルトや乳酸菌製剤を取っているが、一向に改善しなかった。エリカを取った翌日の朝、排便時の雰囲気が何時もと違い、2ヶ月目頃には1〜2回/1日で固形の便になってきた。

K.K様(81才) 主訴: たまに便秘があり、何時もお腹が張っている。友人に紹介されて、特に期待しないで飲み始めた。1週間もしないうちに、若い頃の様にお腹がグルグルし、活発に腸が動いているのを感じだした。お腹の空きもハッキリ感じると共に、便秘もなくなった。

T.T様(70才) 主訴: 便秘と焼肉での下痢。飲み始めてから2ヶ月もしないうち便秘は改善し、焼肉での下痢も無くなった。そればかりか、宿便の様な黒っぽい便が出て、お腹がスッキリした。

T.Y様(61才) 主訴: 腸が弱く、下痢を生じやすい。飲み始めて2ヶ月間、毎朝40cm形の便で、スッキリ。

M.R様(67才) 主訴: 5年前の脳出血後便秘傾向に。飲み始めて2ヶ月、毎朝スルッと気持ち良く全部出し切った感じが嬉しい。もっと嬉しいのは、ベン臭がほとんどない。

W.T様(83才) 主訴: 10年以上前の直腸癌を患い、人工肛門に。飲み始めてから3ヶ月間、人工肛門の袋を洗う時、ベン臭が無くなったのがわかり、嬉しい。

T.K様(69才) 主訴: 腸ポリープがある、水様ベン。健康になりたくて飲み始め4ヶ月経過。水様ベンが完全に改善した。

M.M様(71才) 主訴: なし。健康のために飲み始めてから2ヶ月。毎朝決まって便通があり、1日に1〜2回は必ず立派なのがでる。

Y.M様(83才) 主訴: 大腸の横行〜下行にかけて広くなっている部位があり、詰まって張るので、ベンを柔らかくする薬を飲んでいた。エリカを飲み始めて3ヶ月目です。薬が要らなくなり、お腹の張りも消失した。

その他の他達も毎日スッキリ・爽やかな朝を迎えられ、食事も美味しく頂けているとの事です。