どの年代でも腸内細菌はルミノコッカス、ラクリスピラ、バクテロイデスが優勢である。このバランスは食習慣、ストレス、加齢等により変化し、種々の疾患の原因になっている事は多くの疫学的研究で明らかにされている。次に示す腸内細菌が優勢な人達は若年期からずっと健康である事が最近の遺伝子解析で示されている。その菌種は光岡先生が提唱しているビフィズス菌、乳酸菌とアッカーマンシア菌、クリステンセン菌である。ビフィズス菌は代謝に関わっており、アッカーマンシア菌は自然/基礎免疫に主要な役割を演じており、クリステンセン菌は体重増加を防ぐやせ菌と称され、乳酸菌群はこれらの各菌群が正常に増殖維持できるように腸内環境を整えている。
悪玉菌(ウエルシュ菌等)の増殖に一切関わらず善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌、アッカーマンシア菌、クリステンセン菌)を増殖させるプレバイオティクス成分を開発完了した。特許申請が受理された時に明らかにする予定である。
健康長寿者の腸内細菌こ解析から健康に重要な腸内細菌
2020/06/10